もう人間関係に疲れた。
人と関わらない仕事に転職したい。
周りの人の感情をくみ取ってしまって疲れますよね。
人と関わらない仕事を選ぶときには、孤独感の解消をどのようにするかがポイントです。
この記事で紹介する人と関わらない仕事を選ぶときのポイントを抑えて、あなたらしいキャリアを築く第一歩を踏み出しましょう。
人と関わらない仕事の陥りやすい落とし穴
人と関わらない仕事は、一見すると魅力的ですが、就職や転職する際には2つの点で注意が必要です。
人と関わらない分、自分との対話が増える
人と関わらない仕事は、その分自分との対話が増えるため、深く考える力のある内向的/HSPはネガティブな方向に行ってしまわないように注意が必要です。
孤独感を感じやすい
社内の人との関わりが無い(少ない)ために、入社してしばらく経っても心の距離が離れたままだと孤独感を感じてしまう可能性も。
リモートワークにもスキルが必要
リモートワークをすれば対面での関わりを減らせますが、いくつかスキルが必要です。
たとえば、リモートワークでは「タスク管理やデジタルスキル」が求められます。
テキストコミュニケーションやオンライン会議ツールなどを使いこなせるようにするといいでしょう。
東京テレワーク推進センターでは、最新のテレワークツールの紹介やオンラインコミュニケーションのコツなど様々なセミナーが開催されています。
また、派遣会社のリクルートスタッフィングでは、テレワークにおける仕事の進め方などの動画コンテンツがあります。
無料会員登録すると閲覧できるようになるので、派遣社員としての転職も視野に入れている人はチェックしてみてください。
落とし穴に陥らないために
適度に人との関わりがある仕事を選ぶ、仕事以外で人との関わりを持つなど、事前に対策方法を考えておくと良いかもしれません。
仕事で孤独感を感じるのは仕方ないと割り切るのも一つの手です。
人と関わらない仕事を選ぶ際には、今回お伝えした3点(自分との対話が増える、孤独感を感じる、リモートワークにスキルが必要)を理解しておきましょう。
人と関わらない仕事を選ぶメリット
人間関係のストレスが少ない
人と関わらないということは、人間関係の煩わしいストレスがないということです。
集中して業務に取り掛かれる
深い思考力や戦略を考えるのが得意な内向型やHSPは、このような環境は最適でしょう。
人と関わらない仕事9選
Webデザイナー
Webデザイナーは、デザインでクライアントの課題を解決する仕事です。
クライアントとのやり取りではコミュニケーションが発生しますが、デザインを考えたりコーディングしたりするときは、一人で作業することも多いです。
Webデザイナーの主な仕事内容
- クライアントに解決したい課題をヒアリング
- 競合他社やクライアントのWebサイトを調査
- デザインやレイアウト、ブランドイメージ、使いやすさ、機能
- クライアントのWebサイトを分析
- 訪問者数、ユーザーの属性、ページごとのPV(閲覧数)
- ワイヤーフレーム(簡易的な設計図)を作成して、Webサイトの中身を企画する
- 企画したものをデザインに落とし込む(デザインカンプの作成)
- HTML/CSS/Javascriptなどを用いてコーディング
- サーバーにアップもしくはHTMLファイルを納品
- 効果測定、改善
私が未経験からWeb担当者へ転職できた体験談はこちら
プログラマー
プログラマーは、コンピューターに指示をする「プログラミング言語」を使って、システムやゲーム、アプリケーションなどをつくります。
プログラマーの主な仕事内容
- 指示書をもとにプログラミング言語を使ってシステム構築
- テスト
- 問題なく動作するかを確認
- バグ修正
- エラーや不具合を直す作業
プロジェクトの打ち合わせや進捗の確認など人と関わる場面はありますが、コンピューターと向かい合う時間も多いので、思考力のある内向型におすすめできる仕事でしょう。
Webライター
Webライターは記事を執筆する仕事ですが、その前段階の情報収集やリサーチも含めて業務内容となります。
Webライターの主な仕事内容
- クライアントの課題やニーズを確認
- 執筆の目的を明確にする(売上を上げたい、見積もり件数を増やしたい)
- 市場調査、リサーチ
- 記事に必要な情報を収集するためにインタビューをしたり、本や資料を読んだりして知識を習得
- 構成を検討する
- どうすればユーザーに響く構成にできるか、クライアントの解決できる文章になるかを検討
- 執筆
- リサーチした内容をわかりやすく書き起こす
- 画像選定、入稿
- 記事の合間に入れる画像を選定
WordPress(コンテンツを管理するシステム)に文章を入稿して公開
- 記事の合間に入れる画像を選定
広告の文章や求人票の文章、商品説明文、シナリオ、ブログ記事などWebライターにも様々なジャンルが存在します。
上記②リサーチの段階では、人と関わる必要がありますが、オンラインでのインタビューやテキストでのやり取りなど必ずしも対面というわけではありません。
ユーザーの気持ち・ニーズをふまえて、構成案を考える仕事は、共感性の高いHSPや思考力がある内向型には向いてるかもしれません。
参考
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーはポスターや名刺、パンフレットなど主に紙媒体のデザインを手掛ける仕事です。
グラフィックデザイナーの主な仕事内容
- クライアントのニーズを確認
- 商品の特徴やセールスポイント、制作の目的、達成する目的を
- コンセプト(デザインの基準となるもの)を確定
- 企業イメージや理念を反映させたもの
- デザインを考案
- グラフィックソフト(Illustrator)を使用して、実際のデザインイメージを
- デザインの納品
デザインの企画や構成でクライアントと打ち合わせしたり、インターネット広告など別の媒体と方向性をすり合わせしたりと人と関わる場面はあります。
デザインを考案したり、実際手を動かして作業するときは一人で作業できるので、人との関わりにメリハリのある仕事のひとつでしょう。
翻訳者
翻訳者は、ある言語を別の言語に翻訳する仕事です。
翻訳者の主な仕事内容
- 文章の理解
- 支給された原文をその国の文化も理解しつつ、その文脈や内容を把握
- 翻訳
- 原文の文化的背景を理解した上で目的の言語に変える
- 専門知識や文章の表現方法などを整える
- 医療や法律など専門性が高い分野の専門用語などをわかりやすく翻訳
- 校正
- スペルミスや不自然な表現などを直す
スキル習得が必要ですが、対象が人ではなく、文章やその国の文化と向き合って翻訳します。
ゲームテスター
ゲームテスターは、ゲームが世の中に出回る前に不具合が無いかチェックする仕事です。
開発途中の時点で実施する場合もあります。
ゲームテスターの主な仕事内容
- ゲームの操作
- ゲームを実際に操作
- バクや不具合をチェック
- ゲームが起動するか、キャラクターが動作するか、突然ゲームが終了しないかなど不具合を確認
- 発生したバクを報告
- どのような条件下でバグが発生したのか、どのボタンを押したら不具合が生じたのかをチェック
- ユーザーから寄せられたバグを検証
開発チームの人との連携は欠かせませんが、作業自体は一人で黙々と作業できるでしょう。
動画編集者
動画編集者は、SNSで使用する動画からTV番組、映画など様々な映像を編集する仕事です。
動画編集者の主な仕事内容
- 企画・構成
- 動画を制作の目的、達成したいゴールまでの動画を構成案を考える
- 素材集め
- 動画で使用したい画像やテロップなど素材を集める
- ストーリーボードの作成
- 動画のストーリーを簡易的な絵を用いて流れを計画
- 画像編集
- 動画編集用ツールを使って、画像の効果の調整・色調補正を行う
- 音声編集
- BGMや効果音の挿入
- テキスト
- タイトル・字幕などの文字を入れる
- 校正
- 動画が企画した通りに制作できているか、スペルミスなどないか
- 納品
- 効果測定
- 公開した動画の再生数、当初の目的を達成できているかチェック
清掃業
個人宅をはじめ建物や公共施設を清潔に保つ仕事です。
担当する場所によって、清掃する方法や求められるもの(スピード、衛生管理など)が異なります。
清掃業の種類
- 個人宅のハウスクリーニング
- ビル内の清掃
- 新幹線など公共交通機関の清掃
- 宿泊施設の清掃
- 病院・介護施設の清掃
- 大型商業施設の清掃
大型商業施設では、お客様からすると従業員に見られるため、お客様とのコミュニケーションが発生する可能性があります。
工場作業員
工場作業員には、以下のような仕事があります。
工場作業員の主な仕事
- ライン工場
- ベルトコンベアに流れてくる商品を組み立てたり、梱包をしたりする
- ピッキング
- 物流センターで商品の出荷準備を行う
- 機械のメンテナンス
- 機械の清掃
工場作業員でも正社員の場合は、現場のアルバイトやパート社員の取りまとめをお願いされるケースもあるため、その際にはコミュニケーションが必須と言えるでしょう。
すぐに始められる仕事
ここでは、転職活動をしなくてもすぐに始められる仕事を紹介します。
アフィリエイター
アフィリエイターは、企業の商品を自分のWebサイトやSNSで紹介し、ユーザーに購入してもらうことで広告収入を得る仕事です。
転職しなくてもすぐに始められて、主な作業は一人でやることが多いのでおすすめです。
アフィリエイターの始め方
- レンタルサーバーを契約
- Webサイトを開設
- WordPressを使って自分のWebサイトを開設
- ジャンルやターゲットを決める
- ASP(広告主とアフィリエイターの仲介業者)に登録
- 商品の紹介記事を書く
- Webサイトを分析
転職活動始める前にやってほしいこと
転職を決めてすぐに企業へ応募するのは避けた方が良いです。
応募する前に下記の2点に取り組むことで、後悔のない転職活動ができます。
自分の適性を見極める
なるべく人との関わりが少ない仕事に就きたい人にとって、自分の適性を理解することは大切です。
自分の適性が曖昧なまま就職・転職すると入社後に「やっぱり違うかも」となってしまうからです。
私の1回目の転職では、経験があったので、電話メインの仕事へ転職しましたが、後悔することになりました。
これは「電話が向いていない」という自分の特性を把握しないまま転職したことが原因です。
人と関わらない仕事=自分に合っていると決めつけずに、適正を理解していきましょう。
\無料の自己分析セミナーも開催/
自己理解を深める
私が自己理解で使ったのが、「ストレングス・ファインダー」です。
177個の質問に答えるだけで、自分の才能が分かる診断ツールです。
書籍に記載されたアクセスコードを入力するだけで気軽に診断できます。
(↑タップするとメルカリでそのまま購入できます)
自分で選んだ仕事で後悔しないために
転職後に「やっぱり違った」とならないためには、下記のことについて試してみてください。
- モチベーションを保つ方法を自分の中に取り入れる
- ワークライフバランスを保てる環境で働く
- ストレスを感じたときの対処法を身につける
モチベーションを保つ方法を習得する
たとえば
- 小さな目標を設定する
- どんなに小さな目標でも良いので”達成する“経験をすると自己肯定感にもつながります
- 新しい学びをはじめる
- 仕事につながらなくても良いので新しい知識を増やすと満足感を得られます
- 日々を振り返る
- できたことにフォーカスを当てて自分を褒めてあげます
- 定期的な休息を取る
- 疲れているとネガティブな思考になりがちです
仕事とプライベートのバランスの重要性
一人の時間で体力を回復する内向型・HSPにとって、仕事とプライベートの時間どちらも確保できることは、とても大切です。
人との関わりで疲弊した身体と心を癒してあげる時間を取りましょう。
ストレスを感じたときの対処法を身につける
たとえば
- 自分を客観的にみる
- 自分の感情や状態を冷静に観察し、ネガティブ感情も受け入れます
- リラックスできる方法を取り入れる
- マインドフルネス、深呼吸、瞑想など、リラックスを促進する活動を取り入れます
- 感情を表現する
- 自分の気持ちを誰かに話す、紙に書き出して外に吐き出します
- 適度な運動
- 深い思考で脳が疲れているときは、身体を動かすのが効果的です
転職すると決めたら
転職すると決めたら転職エージェントに登録します。
エージェントが持っている非公開求人を見られるのと、転職活動に必要な書類を添削してもらえるからです。
業界に特化した転職エージェントもありますが、まだ業界が決まっていない人は、全業界を網羅しているDODAやリクルートエージェント
私は、DODAとリクルートエージェントどちらも使いました。
以外にも内向型/HSP/内気な人にも転職エージェントはおすすめで、その理由はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
今回は、人と関わらない仕事9選について紹介しました。
人と関わらない仕事は一見すると魅力的かもしれませんが、実は「孤独感を感じてネガティブ思考になりやすくなる」落とし穴があることも解説しました。(戻る方はこちら)
転職を決めたときは、「①自分の適性を見極める、②自己理解を深める」をぜひ取り組んでみてください。(戻る方はこちら)