「損害サービスを辞めたい…でも、本当に辞めて後悔しない?」
私も損害サービスを辞めるときは悩みました。
この記事では、転職で後悔する原因、後悔する人の特徴、後悔しないための10個の質問を解説します。
記事のまとめ
- 後悔するケースは、年収・人間関係・福利厚生・仕事内容などがある
- 転職で後悔する人の特徴は、自己理解が不十分、転職の理想が高い、勢いで辞めた人
- この記事で紹介する10の質問に答えれば、転職しても後悔しない
- アンケートによると、給料が下がっても損害サービスから転職して幸せを感じている人もいる
この記事を読めば、転職して今よりも環境が悪くなったとしても、後悔するリスクを減らせるでしょう。
損害サービスを辞めて後悔する理由

なぜ損害サービスを辞められたのに後悔するのでしょうか。
下記のような理由が考えられます。
私の実体験も交えて紹介します。
給料が減った
ひとつ目の原因は、給料の減額です。
損害保険会社の年収は、同世代の平均年収よりも高い傾向にあります。
女性の平均年収(全職種)は、20代前半:242万円、20代後半:319万円、30代前半:309万円となっています。

私も損害サービスから転職したときには、約50万円も年収が下がりました。
生活に必要な金額を把握して、年収が減っても問題がないか慎重に検討する必要があります。
有休が取りづらくなった
有休が取得しづらくなることも後悔する原因です。
保険業界は、福利厚生も整っており、有休取得がしやすい会社が多い傾向です。
転職先では、周りの人が休まない、1か月以上前に申請が必要など有休が取りにくい環境である可能性があります。
人間関係が悪化した
転職先の人間関係が合わずに後悔することもあります。
「仕事に支障がなければ問題ない」と、ある程度気持ちを割り切ることが必要です。
思っていた仕事内容と違った
想像していた仕事内容と違っていて後悔することもあります。
思ったよりも電話応対が多い、専門知識が必要などギャップを感じるポイントは人によって異なります。
自分が仕事をするイメージができるまで情報収集するとギャップを感じにくいです。
社風が合わなかった
職場の雰囲気や社風が合わなくて後悔することもあります。
社風のミスマッチは、仕事のモチベーション低下の原因です。
想像していたより体育会系だった、チームワークではなく個々で仕事を進めているなどさまざまです。
損害サービスを辞めて後悔する人の特徴


次のような人は、損害サービスを辞めて後悔しやすい傾向にあります。
勢いで辞めてしまった人
仕事を勢いで辞めてしまう人は、後悔しやすいでしょう。
感情的な想いが先走って、冷静な判断ができていないからです。
たとえば、お金のこと、転職先の情報収集、将来のキャリアプランなどは事前に考えるべき点です。
転職先への理想が高い人
転職をすれば全てが良くなると考えている人は要注意です。
理想と現実のギャップが大きすぎて、新しい仕事に適応できない可能性もあります。
将来を深く考えていない人
目先の不満から逃れることばかりを考えて、将来のキャリア(ライフ)プランをよく検討しない人も後悔しやすいです。
数年後に、「あのとき、もっとよく考えておけば……」と後悔する可能性があります。
自己理解が足りていない人
自分の強みや弱み、やりたいこと、仕事への価値観などを理解できていない人も要注意です。
自己理解が不十分だと、自分に合った仕事がわからないまま転職してしまい、ミスマッチを感じやすくなります。
後悔しないために……退職前に考えるべき10の質問


退職する前に考えるべき10の質問を解説します。
(1)損害サービスを辞めたい具体的な理由は?
転職したい理由は、感情的な理由と根本的な理由を区別して考えてみてください。
「損害サービスが精神的につらいから辞めたい!」との想いだけで転職すると後悔するリスクがあります。
本当は電話応対が向いていないのに、電話が多い仕事に転職してしまうと、同じ繰り返にもなりかねません。
(2)転職で解決したいことは?
具体的に解決したいこと(目標)があると、苦難を乗り越えられやすいです。
たとえば、『精神的なストレスを減らしたい』が目標だとします。
転職先で業務量が多くても、精神的な負担が軽い仕事であれば、乗り越える努力できるはずです。
(3)自分の強みやスキルは?
自分の強みやスキルを知っておけば、活躍できる仕事を選びやすくなります。
損害サービスの強みについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
(4)理想の働き方は?
自分がどのような働き方を理想としているのかを具体的にします。
テレワークやフレックス勤務、個人で進める仕事、チームワークが重要な仕事などを考えてみましょう。
(5)転職先の情報収集はできましたか?
企業のホームページだけでなく、転職口コミサイト、ニュース記事、SNSなど、様々な情報源から多角的に情報を集めます。
(6)現職で改善できることはないか確認しましたか?
今の職場で課題解決ができないか検討してみましょう。
上司へ相談したり、異動希望を出したり、業務改善の提案をしてみるのも一つの手段です。
(7)退職後の生活のイメージはできていますか?
先に退職する場合は、要チェックです。
当面の生活費、社会保険や税金にかかるお金や手続きなどは事前に確認しておきましょう。
(8)誰かに相談してみましたか?
親しい友人、家族、キャリアアドバイザーなど第三者の意見を聞いてみましょう。
今までにない新しい気づきを与えてくれます。
(9)転職のリスクとデメリットは理解していますか?
新しい環境への適応や年収がダウンなどは、事前に確認しておきたいポイントです。
年収が下がったときには、生活水準を下げたり、支出を見直したりと具体的な生活をイメージしておきましょう。
(10)リスクを理解した上で転職したいという意志がありますか?
メリットだけではなく、デメリットも理解した上で、転職を決意すれば後悔するリスクを減らすことができます。
【リアルな体験談】損害サービスから転職した人を紹介


今回は、仕事のマッチングサイト『クラウドワークス』でアンケートを実施しました。
参照:クラウドワークス
ここにない質問は、こちらの記事で掲載しています。
ぜひチェックしてみてください。
アンケートに協力してくれた方
今回協力してくれたのは、かな子さん(仮名)です。
- 30代女性
- 大学卒業後、新卒で損害保険会社に入社し火災新種損害サービス部へ配属
- 火災、傷害、賠償責任保険の事故対応に携わる
- 約4年間勤めたあと、美容業界へ転職
【質問1】転職を考え始めたきっかけや理由を教えてください



転職したいと思ったきっかけは、上司からのサービス残業の強要、社内の人からのいじめです。精神的に体調を崩してしまいました……。
遅いときは、深夜12時になる日もあったそうです。
【質問2】転職して後悔したことを教えてください



前の職場ではしっかり有給取得ができていたが、今の職場は休みが取りにくいため、その点では前の職場の方が良かったとは思います。
損害サービスから異業種に転職して、有休が取得しづらくなったケースは多い傾向にあります。
【質問3】転職を考える損害サービス社員へのメッセージをお願いします


こちらのメッセージは、改変せずに掲載しています。
体験談から学ぶ!辞めて後悔しないために
私の体験談もふまえて、辞めてから後悔しないためのコツを紹介します。
焦る気持ちを抑えてじっくりと検討する
感情的な理由だけで仕事を辞めると、現実的な問題を見落とします。
たとえば、精神的にきつい仕事から逃れられたけど、有休がとりづらくなったとします。
その結果、リフレッシュのための趣味を楽しむ時間がなくなったなんてことも。
一度立ち止まって冷静に検討しましょう。
自己理解を深める
自己理解で、仕事への価値観や軸を明確にします。
強みや弱み、やりたいこと、プライベートも含めた働き方などをじっくり考えます。
このサイトの自己理解を深める方法を参考にしてみてください。
あわせて読みたい
ポジティブな転職理由をもつ
ポジティブな転職理由を考えてみましょう。
「心にゆとりのある働き方を実現したい」、「新しいスキルを身につけたい」などをいいます。
ポジティブな理由があると、モチベーションを高く保ちやすく、転職の満足度も上がります。
後悔しないキャリア選択のために
後悔しないためには、冷静になって考え、自己理解を深めることが大切です。
自己理解が深まると、自分にとって一番良い選択ができます。
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