損サつらすぎ。
辞めたいけど何からやればいいの?
こんなお悩みを解決するための記事です
- どうやって損保から転職するの?
- 損サから転職するときに気をつけるポイントってあるの?
- 転職で失敗しない方法を知りたい
この記事を読めば、失敗せずに理想の働き方を実現する第一歩が踏み出せます。
記事の後半では、私が損サから辞めたときの失敗談も紹介するので、転職で後悔したくない人は最後まで読んでくださいね。
損保(損サ)から転職するための5ステップ
転職の全体の流れを解説します。
転職の流れ
STEP1 自己分析
損サから転職しようとしたとき、一番重要なのは自己分析です。
その理由から詳しく解説します。
なぜ損サからの転職で自己分析が重要なのか
損サからの転職で自己分析が重要な理由は以下の通りです。
- 損保に入社したときのように「思っていたのと違う…」とならないために
- 自分の強みや弱み、価値観、仕事に求めるもの、将来の目標などがわかると、あなたに合う転職先を見つけやすくなります。
- 自己PRに使えるため
- 自己分析でツ使った自分の強みに、これまでの経験やエピソードを交えれば、自己PRとして面接で使えます。
- 将来のキャリアを見つけるため
- 短期的ではなく、長期的なキャリアパスを見すえた転職活動ができます。
出世や昇給だけでなく、ライフプランを考慮した働き方や、心にゆとりをもって働くのもキャリアの一つと言えます。
就活と転職の自己分析の違い
転職と就活での自己分析は下記の点で異なります。
- 経験の棚卸し
- 損サでの経験、身についたスキルなど
- 成功体験と失敗体験
- 交渉がうまくいった案件、契約者や相手方を説得できた場面など
- 損サ業務で気を付けていること
- 交渉が難航したときにどう対処したか、電話対応や未払い案件の管理上で気を付けていること
- 将来の目標(仕事面、プライベート面)
- 結婚や出産などライフプランも含めた目標
就活と同じではなく、転職用の自己分析をする必要があります。
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STEP2 書類作成
転職で必要な書類は、履歴書と職務経歴書です。
履歴書
基本情報や学歴、職歴を記載します。
履歴書の書き方の記事で詳しい書き方を紹介しています。
職務経歴書
職務経歴書では、損サでの具体的な日々の受付件数や、受電回数、支払い件数(事故解決の数)を詳細に書きます。
1から自分で完ぺきなものを作る必要はありません。
転職のプロであるエージェントに添削してもらうのが良いでしょう。
採用担当者の目に留まるような自己アピールや経歴の書き方を知っているからです。
参考記事
STEP3 情報収集・エントリー
情報収集は、書類作成と並行しておこなっても大丈夫です。
実際にエントリーするのは、ある程度情報を集めてからの方が良いでしょう。
このタイミングで、転職活動にかかせないエージェントに登録しておくと、この先がスムーズです。
これまで3回転職を経験してきた私が使ったのは、転職成功実績No.1のリクルートエージェント
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情報収集
情報収集する方法は以下の5つです。
- 求人サイト
- 企業のホームページ
- 転職エージェント
- 知人からの紹介
- SNS
情報収集のポイント
- 顧客対応の方法や頻度
- 自分の理想の働き方、仕事内容が叶えられそうか
- 損サでの経験や知識が活かせそうか
- どのような心理状態の顧客を相手にするのか
- その会社で働いている(働いていた)人の口コミを見てみる
エントリー
情報収集したら、求人にエントリーします。
エントリー緊張するよね。
選考が通ったら面接だもん。
中途採用の書類通過率は、10%程度と言われています。
10社応募して1社通るかどうかです。
事務職を希望する方は、より通過率は下がるでしょう。
「この企業に受かったら絶対に内定辞退するか」を基準に応募する感覚でも良いです。
STEP4 面接
書類選考が通ったらいよいよ面接です。
転職の面接では、下記のように必ず聞かれる質問があります。
- 自己紹介
- 志望動機
- 転職理由
- 自己PR
面接でもSTEP1の自己分析が役立ちます。
自己分析をじっくりやったら、どんな質問でも答えられるようになりました。
頭の中で理解していても、いざ面接になると言葉にできないので、繰り返し練習することが大切です。
参考記事
STEP5 内定承諾・退職手続き
内定が出て終わりではありません。
転職の目的は、辞めることではなく、損サから離れて理想の働き方を実現するためだからです。
ここでは内定をもらった後のポイントを紹介します。
注意したいこと
損保に入社したときと同じ理由で内定を承諾するのは避けるべきです。
- 大企業だから
- 女性が長く働けそうだから
- 福利厚生が充実しているから
このような理由だけで内定承諾すると、同じことの繰り返しになる可能性が高いので注意が必要です。
入社後つらいことがあったときに、その壁を乗り越えるのが難しく、また「辞めたい」と思ってしまうから。
なぜその会社に入社するのかを自分の中で固めると良いです。
内定承諾するか迷ったら確認するポイント
下記の点を検討して内定承諾するかを決めます。
- 転職理由(損サでの問題点)を解決できるか
- プライベートを含めて自分が優先している条件を叶えられそうか
- 自分の経歴やスキルが活かせるのか
- 多少つらいことがあってもやっていけそうか
少しでも早く転職活動を辞めて、退職したい気持ち良く分かります。
ですが、損サが嫌だという理由だけで内定を承諾すると、私のように「ああやっぱり違った」となりかねません。
そうならないためにも、内定をもらったら一度落ち着いて考える必要があります。
退職交渉
退職交渉は主に、退職日と有休消化です。
未解決案件も引継ぎがしやすいように、進捗管理表を作成するなど少しでも早く有休消化できるようにします。
また、新しい会社とは、入社日の調整も必要になります。
後悔しないために!本格的に動き出す前におさえるポイント
転職活動が本格的に始まると、書類作成、エージェントとのやりとり、面接…と慌ただしくなります。
その前に、おさえてほしいポイントを紹介します。
ここがポイント!
- 損サからの転職先を知る
- 損サ社員がアピールできるポイントを知る
- 損害保険会社の働く環境を理解する
ひとつずつ詳しく見ていきます。
損サからの転職先の候補を知る
損保からの転職先の候補は、
- 保険代理店
- 一般事務
- 銀行の事務
などがあげられます。
損サのみなさんは、損害保険の専門的な知識、電話応対と事務処理を並行しておこなうマルチタスク能力や、対人折衝スキルなどがあります。
自分がどんなスキルを持っているのかを考え、それを活かせる仕事を選びましょう。
保険代理店へ転職した体験談でお話ししましたが、主に新規契約時の契約者とやり取りをするので、理不尽に怒られなくなりました。
損サ社員がアピールできるポイントを知る
損サのみなさんがアピールできるポイントは、
- 毎月、多くの新規案件を受けて支払う案件管理能力
- 立て続けにかかってくる電話を対応しながら、事務処理もこなすスキル
- どんなときも冷静に判断し、顧客対応する力
- 専門的な用語や知識を、保険に詳しくない人がわかるようにに伝えるスキル
などがあります。
強みを知っておけば自己分析にも活かせますし、求人応募する判断材料にもなります。
参考記事
損害保険会社の環境を理解する
保険会社と世間の平均的な働く環境を比較しておきましょう。
自分のおかれた環境が客観的に見えるからです。
年収
転職サービスのDODAが調査した結果、2022年9月~2023年8月の1年間での平均年収は、20代が352万円、30代が447万円でした。
残業時間
転職サービスのDODAが調査した結果、2023年4~6月の平均残業時間は21.9時間/月で、毎日1時間ほど残業していることになります。
有休消化率
厚生労働省の「就労条件総合調査」によると、2022年の年次有給休暇取得率は62.1%となりました。
※参照:日本商工会議所
20日間もらえたら、月に1日以上消化できている計算になりますね。
待遇よりも、いち早く損サの仕事から離れたいと思う気持ちよく分かります!
でも、転職したら損害保険会社のような好待遇の環境ではなくなる可能性があることは、頭に入れておいたいです。
はじめての転職でよくある疑問・悩み
転職にはどのくらい期間がかかる?
転職にかかる期間は3〜6ヶ月です。
この期間は、現職の繁忙具合やモチベーションなどによっても変わります。
たとえば、3月末退職を目標にしたら夏頃から少しずつ動き出すのが良いでしょう。
本当に損サから転職できるの?
損サから転職することは可能です。
特別なスキルも実績もない私でもできたからです。
なっとくのいく転職までにはめんどくさいこともありますが、必要なステップを一つずつ踏んでいけば大丈夫。
お金はどのくらいかかる?
転職活動にかかるお金は、面接行く交通費やランチ代、証明写真代、書類代などで、だいたい5万円以内には収まるでしょう。
はじめての転職だと、ビジネススーツやバックも必要になって10万円以上かかる場合もあります。
辞めてから転職活動するのでも良い?
結論、損サを辞めてから転職しても大丈夫です。
失業保険もありますし、私自身、辞めてから転職した経験があるからです。
先に辞めるときには、退職してから6ヶ月は生活できる貯金を貯めておくと安心です。
ただ、退職してから転職するときには、いくつか注意点があります。
- 焦りから内定を承諾してしまう
- お金がなくなる不安やプレッシャーを感じる
- 内定がもらえず、仕事もない状態に自信をなくす
先に仕事を辞めて、決まらないときは焦りました…。
先に辞めようとしている人はこちらの記事を参考にしてください。
損サの転職理由は何て言えばいい?
転職理由なんて、仕事がつらいしかない…。
損サの仕事がつらいから辞めたいが転職理由でOKです。
ただ、面接で話すときには注意点があります。
転職理由の構成
- 転職を考えたきっかけ ⇒ 20%
- ポジティブな転職理由 ⇒ 40%
- 応募する企業で実現したいこと ⇒ 40%
転職したい理由は、長々と述べる必要はありません。
前向きな転職だと思ってもらえるようにするのがポイントです。
損サから保険代理店に転職する場合
たとえば、転職理由をこのように伝えられます。
- 現職のようにマイナスの状況ではなく、 お客様をプラスにしたいと考えたのが転職したいと考えたきっかけです。
- 主に保険契約を結ぶ際にお役様の役立てる保険代理店であれば、現職の専門的な知識を活かしつつ、お客様に喜んでいただけるのではないかと考えました。
- 将来は幅広く損害保険の知識を身につけて、損害サービスでの経験を活かした、お客様への提案ができる人材になります。
損サはつらいから辞めたいというネガティブな理由だけ伝えるのはNGです。
自分の中にある少しでもポジティブな部分を面接官に伝えると良いでしょう。
損サから転職したときの失敗談
はじめての転職のときは、早く損サを辞めたい一心で内定を承諾したため、少し後悔しました。
私と同じように失敗したと感じないためにも、5つの失敗談を紹介します。
自己分析が不足していた
1回目の転職では、自己分析が十分にできていなかったため、私は転職を繰り返すことに。
転職で何を叶えたいのか、自分が大事にしているもの、苦手な業務などを理解していなかったからです。
損サの自己分析のやり方で紹介している方法でしっかりやっておけばよかったと反省しています。
仕事が嫌すぎて辞めることを最優先に考えていた
私が損サにいたときは、とにかく「仕事に行きたくない、早く辞めたい」気持ちでいっぱいでした。
そのような精神状態では、まともな選択ができるはずがありません。
精神的な不安を感じている人は、休職する、先に辞めるという選択もありだと思います。
エージェントに言われるがまま転職活動を進めた
私は、エージェントから「ここは良い会社で長く勤められますよ」と言われ、内定を承諾しました。
その会社は、ホワイト企業だったので良かったものの、仕事に対するモヤモヤは消えないままでした。
エージェントが言っていることを全て鵜呑みにするのではなく、自分の意思と自己分析の結果を照らし合わせて慎重に判断する必要があります。
エージェント利用時の注意点はこちらの記事で確認ください。
転職理由や志望動機を本当の意見のように錯覚していた
面接用のポジティブな考えを、あたかも自分の本当の意見のように思い込んでしまうとリスクがあります。
本当に叶えたいもの(働き方や仕事内容など)を見失う恐れがあるからです。
私も、前向きな意見を考えているうちに「この会社が自分にはぴったりだ」と思い込み始めていました。
面接での話はあくまで建前の話。
その裏側にある自分の本当の気持ちを忘れないでください。
給料をあまり重視せずに転職してしまった
損サから保険代理店に転職したときは、年収が50万円以上も下がりました。
しかも入社してみると、架電、受電ともに多く、残業も入社前に聞いていた時間よりも多かったです。
給料が安ければ、簡単な仕事を任されるわけではないことを痛感。
業務内容に見合った給料をもらえるかはチェックすべきポイントです。
まとめ
今回は、損サから転職するときの流れを紹介しました。
転職の流れ
- 自己分析
- 書類作成
- 情報収集・エントリー
- 面接
- 内定承諾・退職手続き
転職は、体力的にも精神的にもつらいし、めんどくさいことが多いです。
でも、そのつらさを乗り越えた先に、損サの仕事のストレスから解放されて、自分に合った仕事ができる環境があります。
何もせずにずっと損サにいるのと、数ヵ月だけ少しきつい思いをして損サから解放されるのは、どちらが良いでしょうか。
損害サービスから解放されて心穏やかに働いている自分を想像してみてくださいね。
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