こんな人に向けた記事です!
- 怒られて泣いてしまう私はダメな人間だ…
- 電話で怒られて泣きそうになったときの対処法を知りたい
- 我慢しても涙が出てしまう
この記事で紹介していることを実践すれば、電話で怒られてもダメージを受けづらくなります。
損サ社員が仕事中に泣いてしまう原因と泣かないための対処法を解説。
どうしても涙が我慢できないときは、環境を変える勇気も必要な理由も紹介します。
毎日怒られる損害サービスのストレスフルな日々
損害サービスで働く人は、非常にストレスフルな日常を送っています。
交通事故という特殊な状況なため、ミスが許されない環境であったり、毎日のように電話相手に叱責を受けたりするからです。
いつも怒られていれば、ときには涙が出ることもあるでしょう。
怒られて泣いてしまうのを克服するためには、原因を知って対策をする必要があります。
仕事中に泣いた私の体験談
私が過ごした損サの黒歴史のうち2つのエピソードを紹介します。
私のような経験をしていても、今では前向きに働くことができているのでみなさんも元気を出してください。
電話でひどく怒られたとき
電話で怒られることが続いたとき、我慢しきれず自席で泣いた経験があります。
あなたの対応が悪いから解決できないんだ!
過失なんて絶対に認めない!
申し訳ないと思ってるなら誠意を見せて!
色んな人から怒られてると、人格を否定されているかと思い始めて、「自分はダメな人間だ」「なんでこんなに怒られないといけないの?」とネガティブな思考ばかり浮かびます。
自己否定に陥っているときは、少しきつい言葉を言われただけで涙が溢れる状態でした。
当時は、必死に涙をこらえながら電話をしていました。
案件が回らず追い込まれたとき
社会人2,3年目のとき未払い件数が多すぎてキャパオーバーになった時期があります。
電話を取っても、どの案件かわからないし、受話器の向こう側の人は早くしろと怒ってる、そんな状況で「私がいけないんだ」と自分を責めるばかり。
私の気持ちとは関係なしに案件は待ってくれず、会社には毎日行かないといけない、席についたら電話が鳴りやまない。
そんな状況に疲弊していると、ある日、涙が止まらなくなりました。
トイレで泣いていましたが、なかなか席に戻らず目も赤くなっていたので、周りにすぐに気づかれました…。
損サ社員が仕事中に怒られて泣く理由
高いプレッシャーがある環境だから
示談交渉は、契約者や相手方のお金にかかわることなので、「ミスできない」という緊張感がある仕事です。
この高いプレッシャーが心身の負担になり、感情のコントロールを難しくさせます。
その結果、怒られて泣いてしまう原因になります。
交渉が思うように進まなかったり、電話相手から不満を言われたりしたときに、冷静さを保てず思わず涙が出てくることも。
業務が多忙過ぎるから
一人100件以上の未払い案件を抱えるケースもあり、日々の業務が多忙であるのも、仕事中に泣いてしまう原因となります。
高ストレスな環境で長時間働くと、心身の疲労がピークに達するからです。
心も身体も疲れている状態だと、些細なことで涙が出るケースも。
電話の相手に怒られる頻度が多いから
毎日のように電話の相手に怒られるのも泣いてしまう原因の一つです。
涙を流して、ストレスを緩和させたり、ストレス物質を排出させようとしています。
契約者や相手方、修理工場や代理店などの相手に怒られると、ストレスが蓄積されて、ふとした瞬間に泣いてしまうケースもあるでしょう。
自己否定に陥りやすい環境だから
損害サービスの仕事で怒られ過ぎると、自己否定に陥って涙が出てくるケースもあります。
自分の存在が否定されたように感じてしまい、怒られ続けると、相手の否定的な言葉が正しいと感じてしまうからです。
交渉が難航している案件で、契約者から「あなたがうまくやらないから示談できないんでしょう」と言われたら、徐々に「自分が悪いんだ」と感じてしまうでしょう。
「学習無力感」とは
「学習無力感」とは、長期間ストレスにさらされたり、否定され続けると、「何をしても意味がない」と考えるようになって行動を起こさなくなる心理現象をさします。
【泣いた後の態度で変わる】仕事中に泣くのは悪いこと?
必ずしも仕事中に泣くのが悪いことではない
仕事中に泣くのがいけないのかは状況によって変わります。
以下の3つをおさえておけば、必ずしも泣くのが悪いとは言えないです。
メンタルヘルス(心の健康)を整える
自分の心の状態を把握していれば、仕事中に泣くのも一概に悪いとは言えません。
精神状態が安定していれば、感情のコントロールがしやすいからです。
仕事中に泣く回数が増えたり、仕事以外でもわけもなく涙が出たりする場合は要注意です。
心の状態に不安な人は、専門機関への相談するのも良いでしょう。
同僚や上司への配慮を忘れない
泣いてしまった後も、同僚や上司への配慮を忘れずにできれば、仕事中に涙を流すのも一概に悪いとは言えません。
あなたが泣いているのに、何も言われないままだと同僚や上司も心配になるからです。
落ち着いたら「もう大丈夫です、業務を再開します」など、ひとこと声をかけると良いでしょう。
案件を投げやりにしない
仕事中に泣いてしまった後も、案件に責任をもっていれば周りの人にも失望されずに済みます。
感情的になって案件をないがしろにすると、あなたの同僚や先輩が代わりに対応することになって、苦労するからです。
自分が最後まで対応するのか、担当変更をしてもらうのか相談してみましょう。
【メンタル編】職場で泣きそうになったときの対処方法
一人の時間を確保する
泣きそうになったら、席を外してトイレや休憩室で一人の時間を取ってみてください。
一人になると、感情を整理できて冷静さを取り戻せるからです。
スマホを持っていって好きなものを見たり、ゆっくり深呼吸したりすると、感情をリセットできます。
グチを吐き出す
嫌なことを言われたら、電話が終わった後にグチを言って感情を発散させてみてください。
溜まったネガティブな感情を吐き出すと、気持ちの整理がしやすくなり、同僚に共感してもらうだけで心が落ち着くからです。
嫌な気持ちは溜め込まず適度に発散すると、感情コントロールがしやすくなります。
ポジティブな言葉を口に出す
怒られたとき、自分にポジティブな言葉をかけると気持ちを持ち直せます。
前向きな言葉は、自己肯定感を高めて感情のコントロールに役立つからです。
「自分は頑張っている」「私は大丈夫だ」といった言葉を心の中で繰り返します。
自分を励ます言葉で自己肯定感を高めて、悲しさを和らげましょう。
【からだ編】職場で泣きそうになったときの対処方法
深呼吸をする
怒られて泣きそうになったら、深呼吸をして気持ちを落ち着かせてください。
緊張状態のときは無意識のうちに「浅い呼吸」になりがちです。
このときに「深い呼吸」を意識して行うと、副交感神経の働きが優位になってリラックス効果が期待できます。
- 背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます
- 口からゆっくり息を吐き出します
- お腹をへこましながら、からだの中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐きます
参照:腹式呼吸のやり方
回数は1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回行います。
ストレスのツボを押してみる
ストレスを和らげてくれる手のツボを2つ紹介します。
デスクでも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
①合谷(ごうこく)
合谷は緊張した筋肉を柔らかくするのに役立つとされ、例えば、肩こりや腰痛などの痛みにも効果的です。
引用:手のツボ押しは疲れや肩こりの緩和に効果的?正しいマッサージ方法を紹介
肩こりや腰痛だけではなく、気持ちを落ち着かせたり、乱れた自立神経を整える働きもあります。
場所 | 手の甲側、親指と人さし指の骨の分かれ目のやや人さし指側にあるツボ |
押し方 | 両手それぞれ約30回程度、押してはもみを繰り返します。 | 親指を「合谷」にあて、気持ちいいと感じる強さでやや強めに押しもみます。
②労宮(ろうきゅう)
労宮(ろうきゅう)は、メンタル系の悩みを緩和させるツボです。
精神状態や自律神経の働きを整えるツボで、心痛や動悸をはじめ倦怠感や憂うつな気分を改善したり、ストレスによる不眠、痒みなどを改善したりすると言われています。
引用:手のツボ押しは疲れや肩こりの緩和に効果的?正しいマッサージ方法を紹介
場所 | 手を握ったとき、中指と薬指の間にあるツボ |
押し方 | 親指の腹を当てて、もんだりさすったりします。 |
ストレスを感じたときは、紹介した2箇所のツボを押してみてください。
どうしても涙が出るなら環境を変える行動を
この記事では、泣きそうになったときの対処法を紹介しました。
紹介した方法を試してみても涙が出る場合は、今の環境を変えることも検討してください。
損サという環境が原因でストレスが溜まって、心身に悪影響を及ぼしている可能性もあるからです。
あなたに合った環境に身をおくと、ストレスが軽減されて、自分らしく働くことができるでしょう。
まとめ
今回は、損害サービスの仕事で泣いてしまう原因と対処法を紹介しました。(タップで戻れます)
何をしても泣いてしまう人は、環境を変える検討をしてみてください。
このサイトでは、損害サービスで働く人が仕事を変える方法や辞めるかどうか判断する基準などを紹介してます。
参考記事