- 転職の面接ってどんなこと聞かれるの?
- 損害サービスから転職するときは何聞かれる?
- 転職理由など答えづらい質問にはどう答えたら良いの?
損害サービスから転職するときは、なぜ辞めたのか、つらい仕事の時にどう頑張ったのか、損害サービスで身につけたスキルをどう活かしたいのかを聞かれます。
面接の緊張や不安は、徹底的な自己分析と繰り返し練習することで解消されます。
転職エージェントを使えば模擬面接をしてくれたり、一緒に回答例を考えてくれるので利用しましょう。
記事の前半は、面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介、後半では損保から転職するときに聞かれやすい質問と回答例を紹介します。
転職の面接で必ず聞かれる5つのこと
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自己紹介
では、はじめに1~2分で簡単な職務経歴と自己紹介をお願いします。
転職における面接での自己紹介の構成
自己紹介は、以下の構成で話すと面接官に伝わりやすいです。
- 名前
- 簡単な経歴
- 現職で身につけたスキル
- 転職理由や志望動機
このあとに質問してほしいポイントを盛り込むと、うまく自己アピールもできます。
損害サービスの例文
ここでは、損害サービスの社員の自己紹介の例を2つ紹介します。
顧客応対スキルやマルチタスク能力をアピール
損保花子と申します。 ○○年に新卒で○○(会社名)に入社し、損害サービス部門で、自動車保険の保険金支払いを担当して○年になります。
月○○件ほどの事故を受付し、契約者や相手方へ事故の状況を聞いて、過失割合の提示、過失や賠償金額の交渉を担当しております。
現職で身につけた顧客応対スキルや、マルチタスク能力を活かして、お客様に合った保険商品を提案したいと考えております。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。
正確な事務処理能力をアピール
損保花子と申します。現職では、○○(会社名)の損害サービス部門で、交通事故の示談交渉をしています。
月に○件以上の事故を示談解決しており、お客様も不安な中かつお金が関係してくるので、ミスが許されない環境で、正確顧客応対と保険金支払い手続きをしています。
現職で培った正確な事務処理スキルを御社の業務で活かせるのではと考え志望いたしました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
転職理由
せっかく新卒で大手企業に入れたのに、なんで辞めてしまうんですか?
採用側は転職理由を聞くことで、自社での業務を続けられるか、また同じ理由で辞めてしまわないかを判断します。
損害サービス社員の転職したい本当の理由は、こんな感じではないでしょうか。
- 精神的な負担が大きすぎる
- 毎日怒られて精神が崩壊しそう
- 未払い案件が多すぎる
- 電話の仕事をしたくない
- 人間不信になりそう…
- 繰り返しで終わりが見えない業務にうんざり
- 他の人より事故を多く解決しても給料UPにはつながらない
私も損害サービスの経験があるので、気持ちは良くわかりますが、本音を面接で話すのは絶対にNGです。
面接では、言い回しや言葉を変えながら、前向きな転職理由を伝えます。
ここではいくつか本音に合わせた面接で話す用の転職理由を紹介します!
精神的な負担が大きくて辞めたい!
お客様の役に立っていると実感できる仕事がしたいと考えたからです。
現職では、交通事故というマイナスの状況からスタートなので感情的なお客様が多くを占めます。
保険を提案することで、お客様に何かしらのプラスの影響を与える人になりたいと考えています。
もう電話の仕事をしたくなくて辞めたい!
社内の人のサポートをする立場になりたいからです。現職では、主に電話で示談交渉をしております。
感情的なお客様も多くいらっしゃるので、冷静に状況を把握し、相手の意図を掴むスキルが身につきました。
これからは、冷静な判断力やコミュニケーション能力を活かして、顔が見える社内の人のサポートをする立場になりたいと考えるようになりました。
未払い案件が多すぎて辞めたい!
業務に集中できる環境で働くことを叶えたいと考え始めたのがきっかけです。
現職は保険金支払い可否の判断をしたり、事故状況から過失割合を導き出したり、損害額の交渉、事務処理など、電話応対以外にもマルチタスク能力が求められる仕事です。
これからは、現職で培った正確な事務処理や、一つのことに対する集中力を活かして働いていきたいと考えています。
他の人より多く解決しても給料アップしないなら辞めたい!
自分の成果を評価してもらえる環境に身を置きたいと考えるようになったのがきっかけです。
現職では、解決した交通事故の件数は、直接評価に結びつきません。
転職して目標達成することをモチベーションに業務に取り組みたいと考えています。
志望動機
どうして損害保険会社から弊社に応募しようと思ったんですか?
志望動機は、応募への熱意、企業の社風とのマッチ具合、長く働いてくれそうかなどを把握するために質問します。
構成は、以下のように記載すると面接官に伝わりやすくなります。
- なぜその企業に応募するのか
- 志望動機につながる損害サービスでの具体的なエピソード、自分のどんな強みが応募する理由になるのか
- 損害サービスでの経験を活かして入社後にやりたいこと
ここでは、①保険代理店、②保険事務、③一般事務の志望動機の例文を紹介します。
保険代理店
月に100件以上の事故対応をしてきた経験が、御社のテレマーケティング職でも活かせると思い志望いたしました。
現職では、事故状況から過失割合を判断、事故の当事者の間に立って示談交渉、保険金の支払い事務など多岐にわたる業務に携わっています。
次第に「事故が起きる前にお客様にとって最適な商品を提案して安心してもらいたい」と考えるようになりました。
御社の「お客様にとって本当に必要な商品やサービスを提案する」という考え方に共感し、事故対応で経験したことをふまえながら商品を提案できる人材になりたいと考えています。
保険事務
現職で培った「ミスの無い対応力」が活かせるのではないかと考えたため御社を志望いたしました。
損害サービスの仕事は、事故の当事者・関係者ともに神経質になっており、金銭が関係するため、顧客応対や事務処理においてミスが許されない環境です。
多くのリスクが存在する時代にお客様へ「安心」を届けられるように、事務面からサポートしていきたいです。
一般事務
交通事故の示談交渉で培った対人折衝力、コミュニケーション能力、正確な事務処理を御社の業務でも活かせると考え志望いたしました。
交通事故という特殊な状況かつお客様の金銭が関係してくる仕事のため、ミスが許されない環境の中、正確なご案内や保険金支払い業務を遂行しています。
入社後は、業務知識をいち早く習得して、正確でスピーディーな事務処理で御社に貢献したいと考えています。
考えた志望動機が問題ないか以下のチェックをしてみてください。
- なぜ他社ではなく、その企業でないといけないのか
- 転職理由との整合性
- やりたいこととできることが合っている
- 企業があなたを採用するメリットが伝わる
話しにくい項目かもしれませんが、ポイントをおさえてじっくり考えれば説得力のある志望動機を話せるようになるので、納得いくまで考えてみてくださいね。
自己PR
あなたの強みを弊社の業務にどのように活かせそうですか
自己PRは、具体的な実績やスキルをアピールしつつ、転職先でどのように貢献できるかを伝えるのが大切です。
たとえば、
- 損保事務や金融事務
- 事務処理の正確さやスピード感についてアピール
- コールセンターなど電話メインの仕事
- 顧客満足度を意識した行動とその成果についてアピール
- クレーム対応能力をアピールする
- Webライター
- 難しい規定などを読み解く力
- 新しいことを学び続ける力
のように、応募職種でどのようなスキルが求められているのかを考えて自己アピールを伝えます。
電話応対スキル
お客様の意向をくみ取りながら電話応対ができます。
現職では感情的になっている方の対応をすることが多いのですが、感情に流されず、お客様の言いたいことや意向を傾聴しています。その結果、お客様アンケートで満足評価を昨年よりも○件増やすことができました。
交通事故の示談交渉で培った電話応対スキルを活かして、御社の顧客満足度に貢献したいです。
正確な事務処理能力
正確な事務処理力があると自負しております。
事故対応は、お客様が不安な心境かつお金が関わる仕事なので、ミスが許されない環境です。
特に保険金支払い事務には細心の注意を払っています。
セルフでのダブルチェック、指差し・声出し確認を徹底した結果、○年間事務ミス0を継続出来ています。
正確に事務処理ができる力を活かして、御社の業務に貢献します。
難解な文章を読み解くスキル
約款などわかりづらい文章を読み解いてわかりやすくお客様に伝えるのが得意です。
現職では、保険支払い可否を判断するのが難しいときに約款を読み込んで理解した上でお客様へ説明します。
最初は理解してもらえないこともありましたが、最近では「保険が出ない理由がよくわかったよ、ありがとう」と感謝されることも増えました。
このスキルを活かして、Web上にいる多くの人に損害保険をわかりやすく伝えられるライターになりたいです。
クレーム対応力
現職で培ったクレーム対応力があります。
まずは、お客様の話を傾聴して、「何を言いたいのか、何を望んでいるのか、何が不満につながったのか」を把握します。感情に寄り添った言葉をかける、冷静な対応を心掛ける等の応対をした結果、クレームの件数を減らすことができました。
御社の業務においても、多くのお客様に納得いただける対応をしたいです。
逆質問
そのほか○○さんから質問はありますか
「特にありません」と答えるのはNGです。
逆質問をしないと、応募先の企業への意欲が伝わらないので事前にいくつか準備しておきましょう。
面接の段階に応じた質問内容
次の面接担当者がどんな相手なのかによって逆質問を考えておくのがおすすめです。
面接官がどんな職位の人なのかは事前に教えてもらえます。
※転職エージェント利用時
- 一次面接(現場担当者)→自分がやる業務のイメージをするための質問
- 二次面接(部門の責任者)→部署やチーム内の雰囲気をつかむための質問
- 最終面接(役員)→入社への熱意を伝える、(あなたが)入社したいと思える会社が判断するための質問
一次面接(現場担当者)の例
- この仕事の難しいことはどんなところですか
- 現場で活躍している人の特徴はどのようなところですか
- いち早く戦力になるために、今から勉強しておくべきことはありますか
二次面接(部門の責任者)の例
- ○○さんは、どのような新入社員と一緒に働きたいと考えてますか
- チーム内でのコミュニケーションはどのように取っていますか
- 業務効率化のためにどのような取り組みをしていますか
- チーム内での課題はどのようにして克服していますか
最終面接(役員)の例
- 御社が今後進めていく○○(事業)について興味があります。
可能な範囲でどのような取り組みなのか教えて頂けますでしょうか。 - 御社の長期的なビジョンや目標について教えてください
- 社員にはどのような働き方や活躍を期待していますか
- 御社は○○が強みだと感じていますが、○○様が考える御社の強みはどのようなところでしょうか。
反対に弱みだと感じている部分と、その対策について教えて頂きたいです。
そのほかの質問
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あなたの転職軸は何ですか
転職軸とは、転職で必ず実現させたいことです。
転職軸を決めておくと、選択肢が複数あったときに迷わず先に進めるようになります。
たとえば、面接の日程が重複、内定を複数もらったときなどがあります。
転職理由や志望動機と一貫性がないと、疑問に思われてしまうので注意です。
転職軸が前向きな理由だった場合
前向きな転職軸とは、「新たな職種にチャレンジしたい」「○○業界に行きたい」などをさします。
この場合は、なぜチャレンジしたいのか、達成に向けてどんなことをしているのかも含めて想いを伝えてください。
「仕事内容に合った給料がほしい」場合
給料が少ないというネガティブな思いを、「会社のために成果を上げて頑張りたい」という前向きな理由にしましょう。
私の転職軸は、成果に対して評価される環境です。
結果を出した分だけ評価されると、自己成長の大きなモチベーションとなります。
目標に向けて常に向上心をもち続けて、成長できる環境で働きたいと考えています。
「残業時間を減らしたい」場合
何のために残業時間を減らしたいのかをわかりやすく伝えましょう。
私の転職軸は、プライベートの時間も重視することです。
仕事が終わったあとに、資格取得のために勉強する時間を確保したいと考えています。
仕事とプライベートのメリハリをつけられる環境に身をおいて、自己成長することを期待しています。
「ストレスの少ない仕事をしたい」場合
どの仕事にも何かしらのストレスはありますので、面接で「ストレスが少ない仕事をしたい」と伝えるのはNGです。
この場合は「ワークライフバランスを重視したい、○○に挑戦してみたい」など転職軸を考えた方が良いでしょう。
あわせて読みたい
周りの人から何と言われることが多いですか
あなたの性格を把握したり、他者からの評価を客観的に理解しているかを確認するための質問です。
ここでは、強みや長所を他者からも評価してもらっていることを伝えると良いでしょう。
たとえば
- 責任感が強くて信頼できると言われます
- 常に冷静で頼られる存在と言われます
- 協調性があってチームワークを大切にできていると言われます
- 後輩社員の面倒見が良いと言われます
自分だけがそう思っているのではなく、第三者から見ても長所や強みだと思われていることを伝えて、自己PRを信頼できるものにしましょう。
長所と短所を教えてください
長所と短所を3つずつ具体的なエピソードを交えて教えてください
長所
長所は、あなたが自分自身をどれだけ客観的に把握しているかを確認するために質問します。
具体例を取り入れながらアピールします。
たとえば
- 責任感が強い、冷静な判断ができる
- 感情的な言葉に流されることなく、まずはお客様の声を傾聴して、言いたいことを理解するのが得意です
- 誠実で信頼されやすい
- お客様の立場に立って、意識的にお見舞いの言葉や気持ちに共感する言葉をかけたところ、以前より「ありがとう」と言いてもらえるようになりました。
- お客様アンケートで満足評価の枚数が、部署内で1位になったことがあります
- 向上心がある
- 交通事故調査員に過失割合の判断の仕方を教わって、自分の言葉に変換して交渉に挑んだところ納得してもらえるようになりました
- チームワークを大切にできる
- 新入社員が電話応対で困っていたら、耳を傾けて横でアドバイスしたり、場合によってはモニタリングするなどフォローしています。
- 問題解決力がある
- 交通事故対応では、ほとんどのケースで揉めているので解決するために何か方法がないか考えてお客様へ提案しています
短所
短所を確認するのは、自分を改善する力や成長意欲を見極めるためです。
短所を述べるときは、必ず克服するための改善策を伝えるようにしてください。
たとえば
- 完璧主義なところがある
- 100%をめざすのではなく、80%でも良しとするように心がけたり、優先順位を考えたりしています
- 心配性、考えすぎることがある
- できていないことにフォーカスしてしまうので、できたところに目を向けるようにしています
- 自己主張が控えめ
- 自己主張は苦手だとしても自分の意見は持つようにしていて、簡潔に伝えるようにしています
簡単に職務経歴を教えてください
応募者のこれまでの大まかなキャリアを把握し、求めるスキルがあるのかどうかを確認するための質問です。
ダラダラと話すのではなく、わかりやすく簡潔に職務経歴を伝えます。
応募職種に関連する経験やスキルを交えるとより良いでしょう。
たとえば
○年間、自動車保険の保険金支払い業務に携わっています。
電話で契約者と相手方に事故状況を聞いて、過去の判例から過失割合を判断します。
意向が相違する場合は、より細かい事故状況を聞いたり、ドライブレコーダーの映像を確認したりして、相手側の保険会社と過失割合や認定する損害額の交渉をしています。
示談交渉できたあとは、正確かつスピーディーに保険金の支払い手続きを行っております。
仕事での成功体験を教えてください
成功体験は、スキルや実績を把握するために質問されます。
大きな成功体験である必要はなく、仕事の中でうまくいったことを伝えましょう。
たとえば
これまでの成功体験は、入社1年目で訴訟案件を担当して示談解決できたことです。
初めての訴訟案件で、右も左もわからない状態でしたが、先輩のアドバイスをもらいながら、持ち前の向上心や学ぶ力を活かして解決まで進めることができました。
今後の仕事においても初めてのことに臆することなく、前向きに業務を進めたいと考えています。
仕事でこれまでにした大きな失敗はなんですか
失敗談を聞いてあなたにマイナス評価をしたいわけではありません。
ミスをどのようにカバーして、同じことを繰り返さないためにどのような行動をしているのか把握するための質問です。
たとえば
これまでで一番大きな失敗は、保険支払い可否を誤って判断したまま事故対応を進めたことです。
保険金が支払いできない事故だったのにもかかわらず、契約者へ支払いできると伝えてしまいました。
ミスが判明したら上司に相談して、すぐ契約者へ連絡して謝罪したところお許しいただきました。
原因は、私の「支払いできるだろう」という思い込みです
この失敗をしてからは少しでも不安を感じたら確認する、常に「○○かもしれない」と考えるようにしています。
ストレス発散方法を教えてください
面接官も損害サービスの仕事がストレスの多い仕事だと理解しているはずです。
その中でどのようにストレスコントロールをしているのか、ストレス耐性はあるのかを確認するための質問です。
ストレス発散方法を答えるときには、以下のポイントがあります。
- 健全で前向きなストレス解消
- 例:スポーツ、読書、自然との触れ合いなど NG:アルコールやギャンブルなど
- 自分を管理する能力をアピールする
- 健康と仕事のパフォーマンスを保つために自己管理していることをアピールします
- バランス良くプライベートも過ごしていることをアピール
- 例:人との関りなど社交的な趣味でポジティブな気持ちを保っている
損保業界への転職で聞かれること
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取り扱っている保険種目は何ですか
即戦力として活躍できそうか、入社後にどのような業務を任せられるかを確認するための質問です。
業務で扱っている種目を伝え、どのくらいの頻度でどのような業務に携わっているのかをわかりやすく伝えましょう。
火災新種の場合
現職で扱っている保険は、火災保険・傷害保険・企業の賠償保険・個人賠償を扱っております。
月の受付○件のうち半分くらいが火災保険で家財の破損から全勝事案なども対応中です。
そのほか○件くらいが傷害保険で入通院案件や後遺障害案件まで、個人賠償責任保険では主に自転車と自動車の事故の過失交渉まで担当しております。
困難な状況になったときの乗り越え方
あなたが困難な状況にどう対処するかを確認し、問題解決能力や冷静さを見極めるための質問です。
困難な状況にどのように対応し、どのように乗り越えたか、反省点や学んだことも含めて伝えると良い印象になります。
たとえば
お客様から「あなたの説明はわかりにくい」と続けざまに言われたことです。
答えるのが苦手な質問や、分かりづらいと言われた事柄について、マニュアルを作成してうまく答えられるように努力しました。
その結果、わかりにくいというクレームをもらうことが少なくなり、1回あたりの電話の応対時間も減らすことができました。
現職の経験がどのようにこの仕事に活かせると思いますか
損害サービスでの経験を、どのように活かせるかを確認し、即戦力として期待できるかを確認するための質問です。
現職での経験や身についたスキルを伝えて、応募企業の業務にどのように応用できるかを説明します。
正確な事務処理スキルをアピール
現職で身につけた事務処理スキルが活かせると考えています。
示談解決になった案件については、保険金を誤りのないよう支払いしています。
少しでも早くお客様もしくは修理工場などの業者へお支払いできるように、スピーディーかつ正確な処理を心掛けています。
このスキルは、御社の1円単位で行う精算処理をはじめ業務で活かせるのではないかと考えています。
なぜ他社ではなく当社を選んだのですか
応募する企業を理解しているか、志望度がどのくらいあるのかを見極めるために聞かれる質問です。
企業のどのような特徴や強みに共感したのか、自分がどうやって貢献できるのかをわかりやすく伝えます。
保険代理店の事務
御社の経営理念「お客様にとって最適な保険商品を提案し、安心安全に貢献する」に共感したからです。
現職では、保険を実際に使用するお客様を対応しているので、「あの特約をつけておけばよかった」と感じる場面が多々あります。
保険金支払いの経験を活かして、納得感のある説明の上、商品を提案してみたいと考えています。
お客様一人ひとりにあった商品を提案することを大切にしている御社を志望いたしました。
銀行事務
地元の金融機関として地域のために課題解決をしていくところに共感して御社を志望しました。
現職では交通事故という一つの課題(問題)に対してお客様対応をしています。
一つの課題に絞らず、まだ発見していない地域の課題への対策も考えられるところに魅力を感じています。
現職で培った事務処理スキルを活かして、お客様の立場に立った課題を見つけて問題提起できる人材になりたいです。
今後○年後のキャリアプランはどのように考えていますか
長期的なキャリアを考えているかを確認することで、成長意欲や企業とのマッチング度合を図るためです。
目標のために今やっていることも伝えられると良いでしょう。
事務職の場合
8年後には、事務のスペシャリストになってマニュアル作成に携わりたいと考えています。
すでに在籍している人も、新しく入社した人にも同じレベルの指導を受けられるように環境を整備したいです。
5年後には業務効率化に携わりたいと考えています。
現在の仕事でも新しいツールが出たときには積極的に使うようにして、周りの同僚にも使い方を教えています。
なぜ現在の会社を選んだのですか
現在の会社を選んだ理由を知ることで、自分軸がある人材なのかを見ています。
進路を選択するときの基準や価値観もチェックされます。
現在の会社を選んだ基準や、どのような点に魅力を感じたかを伝えましょう。
損害サービスの社員に求められているスキル
保険商品知識の他にも求められるスキルをいくつか紹介します。
学習意欲
損害サービスで培った学び続ける力は、どの業界でも必用になります。
特に損保業界への転職では、新しい商品やサービスを覚えたりする意欲、知識をつけるための勉強などが評価されるでしょう。
対人折衝スキル
多くの関係者の間に入って事故を解決する調整力は、他の仕事でも求められます。
たとえば、何か新しい企画を始めたり、チームで仕事を進めたりするときに活かされます。
転職の面接を突破するコツ
自己分析
自己分析を徹底的にやると、面接の質問にスラスラと答えられるようになります。
どんな質問でも、自分の特性や強みなどにリンクして具体的に答えられるようになるからです。
自己分析を丁寧にやったらどんな質問に対しても自信を持って話せるようになりました。
企業分析、業界理解
応募する企業のリサーチををしておくと、面接で説得力のある回答ができるだけではなく、採用担当者に良い印象も与えられます。
企業理念や直近の動向などを理解しておくと、志望動機や逆質問で具体的な話ができて、企業に関心を持っていることをアピールできるからです。
面接の模擬練習
本番でスラスラ話せるようになるためには、面接の模擬練習をしておくと安心です。
頭の中ではわかっているつもりでも、いざ面接になると言葉にできないことがあります。
模擬面接は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
答えづらい質問に対しても、どのように回答したら良いのかポイントを教えてくれます。
少し恥ずかしかったですが、私も模擬面接を利用しました。
練習なので言葉に詰まっても大丈夫で、終了後に改善点や回答例を教えてくれたので本番に活かせました。
その企業の面接の傾向を知る
企業によって異なる面接の傾向を知ると、自分の力を発揮しやすくなります。
面接の傾向を知るには転職エージェントが便利です。
エージェントには、応募先企業の過去の面接データがあって、どのような質問がされるか、雰囲気、通過のポイントなど細かく教えてくれます。
私も面接前に、過去の質問例や答えられるようにしておくべき質問を教えてもらえたので役立ちました。
その企業にあった対策をしておけば通過率は確実にアップします。
面接を控えている人は、エージェントに登録して、応募する企業の面接対策をしてもらえないか相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回は面接で必ず聞かれる5つの質問と、損害サービス社員として聞かれる質問を紹介しました。
面接は、何度やっても緊張するものです。
少しでも緊張を和らげるためには、徹底的な自己分析と練習あるのみです!
繰り返しイメージしながら回答をつぶやいて、何も考えなくても浮かんでくるようになればOKです。
この記事で紹介した例文や、転職エージェントをうまく利用して、後悔のない転職活動をしてくださいね。