「損サを辞めたい!」と思い始めてからどのくらい経っていますか。
この記事を書いている私は、損サから転職するまでに4年もかかりました。
私がした失敗もふまえて、転職するべきかの判断基準を紹介するので、損サを辞めるために行動するのか、このままとどまるのか決断できるようになります。
損害サービス社員が転職するかずっと迷ってしまう理由
福利厚生は今の会社の方が良いと思うから
保険会社の福利厚生や待遇を手放す勇気がなく、転職に踏み出せないケースがあります。
損害保険会社の年収は同世代の平均年収と比べると高い傾向にあるからです。
女性の平均年収(全職種)は、20代前半:242万円、20代後半:319万円、30代前半:309万円となっています。
※出典:民間給与の実態調査結果
忙しすぎて時間がないから
転職についてゆっくりと考える時間がないのもずっと迷い続けてしまう原因です。
損害サービス部門は、毎日が戦いで、週末はヘトヘトで何もできない人がほとんどだと思います。
転職するかどうか時間を取って考えることができないと、決断に至らないまま時間だけが経過していきます。
自分に自信がないから
自分に自信がないことも迷い続ける理由のひとつです。
自分に自信がある人は、強みや得意なことを見つけて、スキルを活かせる仕事へ転職していくでしょう。
スキルや経験がないことや自己肯定感が低いことで、自分に自信が無くなり、「何をやっても自分はダメだ」と思い始めると行動に移せなくなります。
新しい職場での人間関係が心配だから
新しい職場の人間関係がうまくいくか不安なことも行動できない原因です。
職場の人間関係は入社してみないとわからないため、余計に頭を悩ませます。
職場の人との関わり方を見直したり、仕事の時だけの関わりだと割り切ったりすれば、課題は解決する可能性があります。
嫌だけど辞めるほどではないから
損害サービスの仕事は嫌だけど、辞めるほどではない人もいるはずです。
ずっと悩み続けている人は、損害サービスの仕事と、転職する大変さを天秤にかけたときに同じくらいになっているのでしょう。
仕事において何を大切にしたいのかを考えると自分がどうするべきなのかわかってきます。
転職活動をするのがめんどくさいから
転職活動がめんどくさいと思っていると、なかなか行動できずに悩み続けます。
面倒なことはつい後回しにしてしまいますよね。
何も変わらないまま時間だけが経ってしまい、モヤモヤした日々を過ごすことになります。
転職活動をするかどうか判断する基準
これからお伝えする5つのケースに当てはまるときは退職や転職を前向きに検討しても良いでしょう。
問題が損害サービスでは解決できない
仕事を辞めたい理由が、保険会社では解決できないから転職するというのもありです。
たとえば、管理部門で働きたいと考えたとしても、会社の規模が大きいほど希望部署に行く難易度は上がるので、転職で実現させる方が現実的かもしれません。
問題が明確になっていれば、転職活動もしやすくなるので、自己分析から始めてみましょう。
心身に影響が出ている
心身に何かしらの症状が出て仕事がままならない人は転職を前向きに考えても良いでしょう。
症状が重い人は、専門家に助けを求めてください。
転職活動は体力気力ともに消耗するので、健康であることが何より重要です。
転職の目的が決まっている
転職の目的が明確ではない場合は、勢いで転職することは避けた方が良いです。
目的が決まっていないと、他人の意見に流されたり、転職活動で複数の選択肢ができたときに迷ってしまうからです。
絶対に叶えたい条件(=転職軸)を決めておけば、たとえ転職先で多少の不満があったとしても耐えることができます。
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今後のキャリアプランについて考えている
3年後、5年後のキャリアプランを考え、損害サービスの部門では実現できない場合は、転職する選択肢もありです。
たとえば、ライフステージの変化があったときでも働き続けられる仕事と考えたら、損害サービスのような大きな精神的負荷がかかる仕事は向いていないかもしれません。
キャリアプランには、どのような人生を送りたいのかなどプライベートなことも含まれます
スキルアップをしたい
損害サービスのように新規案件が常に回ってくるルーティンワークの場合、成長を感じられず、もっとスキルを高めたいという人は、転職を検討しても良いでしょう。
スキルを身につけるにしても、未経験で異業種に転職するにしても、若い方が有利だからです。
働きながら学ぶ場合には、オンラインの学習ツールやスクールなどを利用すると便利です。
私がWebデザインスクールに通って、未経験からWeb担当者に転職する体験談も参考にしてください。
転職に迷ったときは最初に何をすればいいのか
自分を知る
自分を知ると、転職するべきなのか、損害サービス部門にいた方が良いのかがわかるようになります。
また、自分がどのような人間で、どのような人生を歩んできたのかを振り返って共通点を見つけると新しい気づきを得られます。
方向性が見えてくると、自分が転職した方が良いのかが徐々にわかってきます。
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親しい人に相談してみる
親しい友人・知人の声は、新しい気づきをくれることがあります。
客観的にあなたを見て冷静な意見が言えるからです。
私も学生時代の友人に話しを聞いてもらったら、福利厚生や収入面で恵まれた環境と、つらすぎる仕事内容を改めて実感しました。
第三者の声は参考にしますが、最終的には「自分がどうしたいか」で判断しないと、後悔するため注意が必要です。
求人を眺める
まずは、あまり深く考えずに求人を眺めてみます。
福利厚生や年収、残業時間など見て、保険会社の方が恵まれていると感じるのか、この条件であれば損害サービス辞めた方が良いと感じるのか、あなたがどう感じるのかを確かめてください。
転職エージェントに登録してみる
転職エージェントに登録すると、プロのキャリアカウンセラーに相談できるだけではなく、「非公開求人」と呼ばれるWebサイト上には掲載されていない求人を紹介してもらえます。
エージェントを利用するときは、こちらの記事で紹介している注意点を確認しておいてください。
実際に転職活動をしてみる
転職活動を実際にしてみるのも良いでしょう。
転職活動をしたからといって必ずしも転職しなければならないわけではありません。
無職になるわけではなく、余計なプレッシャーを感じることなく気軽に臨めるので、本来の力を発揮しやすくなります。
様々な企業を知ることで、損害サービスとの比較もできます。
転職を迷っていた私の体験談
冒頭でもお伝えした通り、私は迷いに迷った結果、損害サービスを辞めています。
一番後悔したのは「もっと早く自分を知って、やりたいことを見つけて転職すればよかった」ということ。
そんな後悔をする損害サービス社員が少しでも減ってほしい想いから私の体験談を紹介します。
転職を考え始めてから4年経過…
私は、1年目で辞めたいと思ってから、損害サービスを転職するまで4年かかりました。
本当に転職しても良いのか、新しい職場がブラック企業だったらどうしようなどと迷っていて、行動するに至らなかったからです。
よくわからないまま転職エージェントに登録
当時の私は、どうやって転職活動を進めればいいのかわかっていないままエージェントに登録。
転職エージェントに言われる通りに、多数の企業にエントリーして、面接を受けました。
そして、内定後もエージェントにおすすめされた企業へ入社を決意することに。
迷い続けて転職した結果
転職して損害サービスの仕事から離れられたのは良かったですが、消えないモヤモヤした気持ち。
私は、このあとも転職を繰り返すことになります。
原因は、エージェントとの付き合い方を理解していなかったことと、転職軸を明確にしていなかったことです。
エージェントは付き合い方を考えれば、特に初めての転職の人にとっては非常に便利なサービスです
よくある疑問
Q:転職しないと決めたら、どうやって毎日を過ごせば良いのか
よく考えた結果、転職しないと決めたらどうやって
数字を意識してみる
新規の受付件数、完了率、解決までに要した日数など、損害サービス業務での数字を意識します。
徐々に効率や成果の部分が見えてきたり、いつも異なる数字が出てきたら違和感を感じられたり、意識が変わっていきます。
会社員でいることのメリットを考える
会社員でいることのメリットを考えると、自分が働いていることに意義を感じられてモチベーションが保てます。
たとえば
- ケガや病気をしたときの補償
- 突発的な休みを取ってもお金をもらえる
- 毎月一定のお金が入る
- ご褒美のちょっといいスイーツが買える
- オシャレなランチに行ける
これらのメリットを考えると、なんとなく働き続けることよりも気持ちが前向きになるはずです。
自分を癒してくれるものを集める
自分をワクワクさせてくれたり、癒されたりするものを集めると、気分が落ち込んだときにあなたを支えてくれます。
私は、本からパワーをもらったり、ラベンダーの香りで癒されています。
Q:早く損サを辞める方法は?
損害サービスの仕事を1日でも早く辞めたい気持ちよくわかります。
早く辞めるためには、自分自身を知ること、転職軸を決めることが大切です。
自分がどんな人間で何をしたいのかがわかっていないと、後悔することになります。
その上で、転職エージェントを利用して効率良く転職活動を進めるのがポイントです。
まとめ
転職するかどうかの判断基準は以下の通りです。
- 問題が損害サービスでは解決できない
- 心身に影響が出ている
- 転職の目的が決まっている
- 今後のキャリアプランを考えている
- スキルアップをしたい
転職するかずっと迷っている人は、とりあえず転職活動を始めてみるのもありです。
自分の転職市場における位置、どんな求人であれば選考を通過できるのかなどは実際にやってみないと実感できません。
損害サービスにいれば、いくら失敗しても、選考に落ちても無職にはならないので心配不要です。
私のように行動するのが遅くなって、後悔することがないよう今スタートを切ってみてくださいね。