事務職の面接で聞かれる質問の対策をしてから本番の日を迎えたいですよね。
私は準備不足のため、当日回答できずに後悔したことがあります。
この記事では、損害サービスから事務職に転職したい人向けに、面接でよくある質問と回答例を紹介します。
損害サービスで働く人目線で考えたので、きっとお役に立てるはずです。ぜひ最後までお読みください!
質問一覧から読みたいところだけタップしてください。
事務職の面接で聞かれる質問例
一次面接~最終面接までで使える逆質問集も紹介しています。
面接で使える逆質問集
- ○○さんがこの仕事で難しいと感じていることはどんなことですか
- 職場の男女比率を教えてください
- ○○さんがこの仕事で大切にしていることは何でしょうか
- この仕事に向いている人の特徴などがありましたら教えて頂きたいです
- 入社までに勉強した方が良いこと、やっておくべきことはありますか
- この職種でのキャリアアップの例を教えてほしいです
- 御社の長期的なビジョンや目標について教えてください
- 事務職となる人材にはどのような働き方を期待していますか
- 御社は○○が強みだと感じていますが、○○様が考える御社の強みはどのようなところでしょうか
- 反対に弱みだと感じている部分と、その対策について教えて頂きたいです
そのほか面接で必ず聞かれる質問と回答例はこちらから確認ください!
事務職の面接でよく聞かれる質問10選と回答例
【質問①】事務職で楽しいと(やりがいを)感じる仕事はどのようなことですか
損害サービスの仕事にやりがいを感じていなかったとしても、面接では前向きに話すようにしましょう。
やりがいの伝え方
- やりがいを感じる理由
- 現職での具体的なエピソード
- 入社後の姿
回答例
保険金支払いの事務作業をいかに効率良く進めるかを考えることが楽しいと感じていました。日中は電話応対で急な対応を求めらるため、受電時間が終わったあとにまとめて事務処理をしていました。まとめて処理する方が、別々でやるよりも集中できて早く終わらせることができました。
商品や保険金支払い可否の判断について、新しい知識を習得したときには楽しさを感じます。自分の知識が増えて、周りの人が同じような案件で困っていたときに助けてあげられると嬉しくなります。年に1回の商品改定では、いち早く知識を身につけて、他の人の力になれるよう努力しています。
【質問②】パソコンスキルはどのくらいありますか
普段は社内システムの使用ばかりでWordやExcelなどを使っていない人もいるでしょう。
PCスキルを伝えるときのポイント
- できないことではなく「できること」を伝える
- スキルを身につけていることをアピールする
回答例
業務では専用のシステムを使うため、excel、word、Powerpointいずれも基本操作のみ可能です。転職を決めてから、少しでもスキルを身につけるためMosの資格取得に向けて学習しています(excelの参考書を買って平日や休日の空いた時間に自己学習を進めています)。
【質問③】事務の仕事で課題であることと改善策を教えてください
面接官がこの質問をするのは、普段から課題意識があるかどうか、課題に対して対策方法を考えられるかを確認するためです。
損害サービスの仕事で課題に感じていることと、解決のために心掛けていることを伝えましょう。
回答例
ほかの人との連携は、事務職において課題だと感じることです。 一つの仕事をチームで行うことが多い事務職は、不在者がどこまで進めているのか、次に何をすべきなのかなどがわからず、業務が滞ることがよくあります。 たとえば、書類にマークがつけているだけで他人が見ると「このマークは何か注意しなければいけない意味なのか」と戸惑いを与える原因になります。 誰が手をつけても仕事を進められるように配慮することや、ルール構築などで対策していくべきだと感じています。
チームでやることが多い事務職は、職場の人間関係が課題だと考えています。仕事なので、馴れ合いをする必要はありませんが、適度な緊張感の中、コミュニケーションを取り合うことが大切です。その絶妙な関係、相手の特性をつかんでお互いが気持ち良く働ける気配りは難しいと実感しています。一人ひとりに関心をもって、日々の雑談の中からその人の特徴を掴んで業務に活かすようにしています。
【質問④】事務職が担う役割は何だと思いますか
事務職の仕事を責任感をもって取り組める人なのか、現職でもその意識をもって仕事をしているのかを判断するために、このような質問をします。
事務職の役割を答えるときのポイント
- 事務の仕事が重要だという認識をもってやっている
- 前向きな姿勢で業務に取り組んでいる
- 現職でどのような意識をしているか
回答例
事務職の役割は、ミスのない確実な事務処理だと考えます。事務ひとつのミスでお客様に多大なご迷惑をおかけしたり、会社のイメージを大きく損ねることにもつながるからです。ミスが起きると、周りの人の仕事を増やしてしまい、本来やるべきことが滞る可能性があるためです。新人のころに自分の事務処理ミスが原因で上司がお客様のもとへ謝罪に行ったことがあります。ミスのない正確な事務処理を行うことも、周りのサポートにつながると考えます。
周りの人が働きやすい環境をつくるのも事務職の役割だと考えています。他の社員が気持ち良く働ける環境をつくることもサポートにつながるためです。働きやすい環境は、日々の小さな心がけからつくられると思います。先読みした業務、細やかな気遣い、相手に配慮した言動などで職場の雰囲気は変わります。小さな心がけを積み重ねていって良い職場の雰囲気に貢献したいです。
【質問⑤】事務職で一番難しいと感じることは何ですか
事務の仕事で難しいと感じることを聞くのは、あなたの弱点を確認するためです。 難しいことも解決のために行動できる人だとアピールできるように、一緒に対策方法も伝えましょう。
人間関係が難しいと考えている場合
人間関係の構築が難しいと考えています。 特にチームで進める仕事は、お互いの意思疎通が重要で、コミュニケーションがスムーズに業務ができるかどうかが変わってくるからです。年代が離れた人と連携するときは、その人の特性や仕事のやり方に気を遣いながらやり取りしています。
細かなルールや規則が難しいと感じている場合
細かく決められたルールや事務処理の規定に間違いなく対応することが難しいと感じています。 規模が大きいチームになるほど多くのルールが必要であり、かつ重要度も高くなると考えています。 ルールが変更されたり、追加されたりで混乱しそうになることもありますが、ルールがある理由を理解した上で確実に対応できるよう努めています。 現職の保険業界は、社内ルールのほかにも保険業法や民法、保険会社の規定などがあるので、常に緊張感をもって業務に取り組んでいます。
【質問⑥】慎重な業務を求められた際の対応を教えてください
損害サービスの仕事では、契約者の個人情報、車両情報(登録番号や車台番号など)、診療明細書、診断書など様々なセンシティブ情報を取り扱います。 普段から高い意識をもって仕事ができるかどうかを確認するために、このような質問をされることがあります。
回答例
お客様の個人情報、特にセンシティブな情報を取り扱うときには細心の注意を払っています。個人情報は、お客様の大切な資産です。思い込みは捨てる、少しでも不安を感じたら立ち止まる、「間違っているかもしれない」と疑いの目を持つなど慎重に取り扱うようにしています。
【質問⑦】事務職で重要だと感じるスキルは何ですか
即戦力になれる人材だとアピールするためには、・そのスキルを自分が持ち合わせていること・現職でどのように活かしているのかを伝えましょう。
回答例
事務職には先読みスキルが求められると考えています。事務職はサポート役ではありますが、他の社員の対応が漏れているところを補う役割もあると思うからです。現職では一歩先のことを考えながら、想定される展開や相手から質問されることを考えながら対応しています。先読みした行動で他の社員が働きやすくなる環境づくりに貢献したいです。
事務職には、周りの人に配慮するスキルが求められると考えます。事務の仕事は一人では完結せず、常にチームで動く必要があると思うからです。現職では、一つの事故でも、物の損害と人損対応者が分かれています。たとえば、自分がお客様と先にコンタクトをとるときは、人損対応について聞くべきことを代わりに聴取します。 今後もメンバーの仕事量や状況などを気に掛けながら、チームとして仕事を終えることを意識して働きたいです。
【質問⑧】前職での経験が事務職にどう活かせると思いますか
応募者がどのようなスキルを持っていて、即戦力になれる人材かを判断するためにこのような質問をします。
回答例
対人折衝力が活かせると思います。現職では、契約者や事故の相手だけではなく、修理工場や医療機関など様々な関係者とやりとりしています。それぞれの関係者の利害や意向などくみ取って事故解決をめざしています。対人折衝のスキルは、チームで進める仕事や多くの部署とやりとりしながら進める業務に活かせると考えています。
冷静な判断力を活かせると考えています。現職では、交通事故という特殊な状況で感情的になっている契約者や相手の方が多くいますが、感情に流されずに過失割合や保険金支払い可否の判断をします。現職で培った冷静な判断力で、繁忙期でもミスなく正確な業務をしていきます。
自動車保険の商品知識や、約款解釈のスキルを活かすことができると考えています。現職では、支払い可否を判断するのに約款解釈が欠かせません。このスキルは、契約引受の際にも具体的な支払い可否を説明しながら案内できるので、この仕事にも活かせると考えます。.
損害サービスの強みはこちら
【質問⑨】事務職で活用できるスキルや資格はありますか
この質問であなたが即戦力になれるかどうかの確認をします。特別な資格やスキルがなくても、できることをアピールしていきましょう。
資格ありの場合
Mosの資格を持っています。現職では社内システムがメインであり、ExcelやWordはあまり使用していないため、今後のことを考え資格取得に挑戦しました。
資格なしの場合
ExcelやWordの基本操作ができます。事務職に転職するために、現在はMos資格取得に向けて勉強をしています。
【質問⑩】3年、5年、8年後のキャリアプランを教えてください。
キャリアプランを答える際は、次のような点に注意して考えてみてください。
- 現実的なキャリアプランを立てられているか
- 目標に向けて行動できているのか
- 自己分析をした上でのキャリアプランになっているか
効率化に携わりたい場合
一通り業務を覚えたら、3年後には後輩の育成に携わりたいと考えています。5年後には、業務の効率化に向けた提案をできるようになりたいです。8年後には、業務効率化のための施策に携われる人材になりたいです。入社後は仕事を覚えながら、常に効率化の視点を持って業務に取り組んでいきたいです。
マネジメントに関わりたい場合
入社後は、業務を覚えることと、Mos資格取得に向けて勉強を進めていち早く現場の戦力になりたいです。3年後には後輩の育成に携わり、5年後には、正確でスピード感のある事務処理と、チーム全体の状況を把握しながら業務を進められる人材になりたいです。8年後には、チームのリーダーになることが目標です。
面接で使える逆質問集
一次面接(現場担当者の場合)
一次面接は現場担当者のような一緒に働く可能性がある人が面接官になる場合はあります。
入社後にやることになる業務がイメージできるような質問をしてみましょう。
- ○○さんがこの仕事で難しいと感じていることはどんなことですか
- 職場の男女比率を教えてください
- ○○さんがこの仕事で大切にしていることは何でしょうか
二次面接(部門の責任者の場合)
二次面接では、部門の責任者やリーダーと面接になることが多くあります。
部署やチーム内の雰囲気をつかむための質問や、その会社での働き方について質問をしてみましょう。
- この仕事に向いている人の特徴などがありましたら教えて頂きたいです
- 入社までに勉強した方が良いこと、やっておくべきことはありますか
- この職種でのキャリアアップの例を教えてほしいです
面接官は、入社後に上司となる相手です。一緒に働きたいと思ってもらえるかがポイントです。
最終面接(役員)
最終面接には、役員が面接官になるケースがあります。
注意したいのが役員に現場の業務の質問するのはNGだという点です。役員は現場の仕事を理解していない場合があります。
今後進めていく事業や会社としての経営目標など、会社全体のことについて質問します。
- 御社の長期的なビジョンや目標について教えてください
- 事務職となる人材にはどのような働き方を期待していますか
- 御社は○○が強みだと感じていますが、○○様が考える御社の強みはどのようなところでしょうか
反対に弱みだと感じている部分と、その対策について教えて頂きたいです。
入社への熱意を伝えて、良い印象を与えることができれば内定が近づくはずです。
あなた自身が入社したいと思える会社かどうかを確認することも忘れないようにしましょう。
面接で上手に答える方法
結論から話す
面接で質問に答える際は結論から話すようにしましょう。
いつまで経っても結論がわからないようなダラダラとした話し方は、面接官に疲労感を与えます。
「結論→理由→具体的なエピソード→再結論」の順番で話すと、相手に伝わりやすく、面接官の記憶にも残りやすくなります。
模擬練習をするときも、この流れで話すよう意識してください。
具体的なエピソードを交える
具体的なエピソードを交えると、質問に対する回答の説得力が各段と上がります。
面接官が即戦力として採用して良いのかを判断する材料にもなります。採用側は即戦力を求めています。
実際に経験したことを伝えれば入社後に活躍している姿をイメージしやすくなります。
回答に矛盾が生じないようにする
面接全体の回答に矛盾が生じないようにしましょう。
矛盾があると、あなたへの信頼性が失われ、「本心で話しているのか、嘘をついているのではないか」と疑念を抱かせることになりかねません。
たとえば、示談交渉がうまくいったときや相手を納得させられたときにやりがいを感じると思っていたとします。ですが、今後は黙々と事務作業をやりたいとなると、「やりがいを感じる仕事を続けなくても良いの?」と面接官が疑問に思うかもしれません。
面接の回答を考えるときには、全体を見て一貫性があるかどうか確認してみましょう。
事務職の面接で注意すべきポイント
面接での話し方
面接での話し方のポイントは次の通りです。
- 声のトーンは普段より高めに
- 大きくハキハキとしたな声で 話す
- スピードはゆっくりめに
- 語尾までハッキリと伝える
緊張から早口になったり、聞き取りにくい声になったりすると、面接官からの印象が悪くなります。
事前に練習して、自信を持って話せるようにしてください。
身だしなみ
スーツやカバン、靴など見落としがちな身だしなみですが、面接前によく確認しましょう。
面接でのマナーや身だしなみについてはこちらの記事も参考にしてください。
面接中の姿勢
話しているとき、面接官の話を聞くときの姿勢はあなたの印象を変える重要なポイントです。
姿勢一つでも、面接官へ「自信と誠実さ」をアピールすることができます。面接中の姿勢のポイントは次の通りです。
- 椅子に深く腰掛けすぎない
- 背もたれに軽く寄りかかる程度
- 背筋を伸ばす
- 肩の力を抜いてリラックス
面接を突破して未経験から事務職に転職するために
面接を突破して事務職に転職するためには、自己分析の深掘りと事務職に強いエージェントを利用するのが良いでしょう。
自己分析の深掘り
自己分析を徹底的にやると、面接の質問にスラスラと答えられるようになります。
どんな質問がきても、自分の特性や強みなどにリンクして具体的に答えられるようになるからです。
私も自己分析を丁寧にやったらどんな質問に対しても自信を持って話せるようになりました。
事務職に特化した転職エージェントを利用する
最後は事務職特化型のエージェントを利用して転職する方法です。
事務職の求人をメインに扱っているので、希望の求人が見つかりやすくなります。
応募書類や面接なども事務職に合わせた対策ができるので、選考通過率も高くなるでしょう。
ミラキャリは20代未経験で事務職をめざす人に向けた転職エージェントです。
あわせて読みたい
まとめ
事務職の面接を突破するには、面接の事前準備と企業ごとの対策が重要です。
企業ごとの面接対策をするには転職エージェントが便利です。
エージェントは、過去に同じ企業の面接を受けた人が質問された内容について把握しています。
事務職に特化したエージェントのミラキャリは、は20代未経験で事務職をめざす人に向けた転職エージェントです。
転職のプロをうまく利用して効率よく進めましょう。
あわせて読みたい