損害サービスを辞めたいけどやりたい仕事がない、やりたいことの見つけ方がわからないと悩んでいませんか。
この記事では、損害サービス社員がやりたいことを見つける方法を解説します。
私もこの記事で紹介する方法で、自分のありたい姿を見つけました。
じっくりと自分と向き合いながら試してみれば、あなたのやりたいことはきっと見えてきます。
この記事のまとめ
- やりたいことがないのはごく自然なこと。最終的にやりたい仕事が見つからなくても問題はない
- 過去・現在・未来を振り返って、日頃から自分を観察し続けることが大切
- どうしてもやりたいことが見つからない場合は、自己分析ツール・適職診断・コーチングの利用してみる
やりたい仕事とは
やりたい仕事をすれば毎日が充実するのでしょうか。
自分の心を満たす仕事は、興味関心だけで見つけるのは難しく、これまでの経験や価値観を総合的に考える必要があります。
やりたいこと=適職ではありません
やりたいことが必ずしも適職だとは限りません。
自分に合った仕事(適職)は、「やりたい・できる・大切にしたい」が揃っている状態だからです。
食べるのが好きだからといって、食品業界へ転職すると後悔する可能性があります。
まずは適職とやりたいことの違いを理解しましょう。
やりたいことがないのは自然なこと
やりたいことが見つからないのはごく自然なことです。
本当にやりたいことを見つけるのは簡単ではありません。
日頃から自分をよく観察してみると、特性や得意分野、将来ありたい姿が見えてくるはずです。
やりたいことが見つからなくても問題ありません
やりたいことは、必ずしも仕事にあるとは限りません。
仕事はほどほどにして、プライベートを充実させる方が自分には大切だという人もいます。
日々の損害サービスの業務で、自分の心が動く瞬間をチェックし続けていきましょう。
そこにやりたいことのヒントが隠れているはずです。
やりたいことを見つけるメリット
人生に充実感が生まれることが、やりたいことを見つける一番のメリットです。
仕事にやりがいを感じられる
やりたいことが見つかると、仕事にやりがいを感じられるようになります。
目的意識を持って働くと、業務に意味を見出しやすくなります。
「事務職として社内の人のサポートをしたい」ことが目的なのであれば、周りの人が働きやすくなる方法や、効率的な業務などを自然と考えられるようになります。
目的を持って仕事に取り組めば、目標を達成したときにやりがいを実感できるはずです。
スキルが身につく
自分が興味があるもは情熱を持って取り組むことができるので、スキルも身につきやすくなります。
ファッションが好きな人は、自主的に最新のトレンドの情報収集したり、服飾の知識を身につけたりします。
スキルが高まれば、将来的に多様なキャリアパスを選べるようになります。
損害サービス社員がやりたいことを見つけられない原因
自分自身を深く理解していない
自己理解ができていないと、やりたいことを見つけるは難しくなります。
「喜びを感じる瞬間」「苦手な業務」「日々の生活で大切にしたいもの」など、自分自身を深く理解していないと、やりたいことは見つかりません。
自分を理解しないと、私のように転職できたとしてもモヤモヤしたままです。
自分を知ると、これまでにない新しい発見ができます。
損害サービスの自己分析なら
損保以外の仕事を知らない
損保以外の仕事を知らないと、やりたいことにたどり着けなくなるでしょう。
選択肢が少ないので、ただ何となくで業界や職種を選んでしまい、同じことの繰り返しになる可能性も。
損保以外にも損害サービスでの経験を活かせる業種や職種はあります。
幅広い視野をもって、損害サービスで身につけたスキルを活かせる環境を選ぶことが大切です。
損害サービスのスキルを活かせる事務職を集めました
他人に誇れる輝かしいビジョンが必要だと思っている
やりたいことは、必ずしも大きな目標や夢である必要はありません。
自分が一番輝ける環境に身を置くことが大切です。
世の中を変える、リーダーとして大きな組織を仕切るなど大きな目標でなくても、自分が前向きになれる仕事を見つけた方が幸せを感じられるはずです。
まずは小さな興味や目標から始めて、徐々に自分のビジョンを形にしていきましょう。
本気で考えていないから
本気で自分と向き合わないとやりたいことは見つかりません。
週末などにまとまった時間をとって自己理解を深める習慣をつくると、頭の中が整理できます。
やりたいことを探すには、意識して自分と向き合う姿勢が必要です。
やりたいことを見つける方法5選
ここでは、やりたいことを見つけるための方法を紹介します。
ノートにメモしたり、マインドマップを使ったりして、頭を整理しやすいようにしておきましょう。/
損害サービスの仕事でポジティブになれたことから考える
損害サービスの業務で、少しでも前向きにできることから考えます。
達成感を感じたり、ポジティブな気持ちになれたりする場面には、やりたいことや得意分野のヒントが隠れています。
たとえば、契約者に過失割合の説明を納得してもらえたとき、事務処理の効率化を自分で考えて時間短縮につながったときなどです。
自分への質問例
- 少しでも頑張ろうと思えた事案はどんな案件?
- プラスの感情になれた瞬間は?
- お客さんに言われて嬉しかったことは?
絶対にやりたくない仕事から考える
絶対にやりたくない仕事をリストアップしておけば、業種や職種を選択しやすくなります。
リストに出てきたものを避けていけば、自分の中の優先順位が確立します。
電話での顧客応対が苦手なのであれば、対面での接客や、社内でのやり取りが多い職場を選ぶのが良いかもしれません。
嫌なことをリスト化して、自分がやりたいと思える仕事と出会えるようにしましょう。
自分への質問例
- 損害サービスを辞めたら、もう絶対にやりたくない仕事は?
- 具体的にその業務の何が嫌なのか?
- その嫌な仕事は、他に良い条件が加わればできるようになる?
最後の質問は、「電話応対はやりたくないけど、定時退社できるのであれば許容できる」などが当てはまります。
夢中になったもの、好きな分野から考える
子どものころ夢中になったもの、長く続けられていることから考える方法があります。
興味や関心が続く分野は、やりがいを感じやすい仕事につながりやすいためです。
勉強が苦にならない人は、商品改定が多く煩雑な保険業界が意外と合っているかもしれませんので、職種を変えてみるのも一つの選択肢です。
自分への質問例
- 子どもの頃に夢中になったものは?
- 心が動いたできごとは?
- 長く続けられていることは?
人から褒められたことから考える
周りの人から褒められることには、自分の得意分野を知るヒントが隠れています。
第三者が認めるあなたのスキルや能力は、自分では気づかない強みである可能性があります。
「電話対応における言葉選びが上手」、「職場の誰とでもうまくやっていける」などは、コミュニケーション能力や協調性があると言えるでしょう。
自分への質問例
- 自分ではあたり前にやっているけど、周の人に話すと驚かれることは?
- 小さいころに褒められたことは?
理想の働き方や生活から考える
理想のライフスタイルや働き方からやりたいことを見つける方法もあります。
働き方や職場環境が自分の価値観に合っていれば、仕事への満足度が高くなるためです。
顧客対応のストレスが少ない仕事であれば、事務職が候補になるでしょう。
自分が満たされる理想の生活をイメージして、それを実現するための仕事を考えます。
それでもやりたいことがみつからないときは
自力でやりたいことを見つけるのは簡単ではありません。
専用のツールやプロの力を借りて、客観的な視点から自分を見てみると新たな発見があるはずです。
自己分析ツールを使ってみる
自己分析ツールでは、自分では気づくのが難しい強みや弱み、特徴などが言語化されます。
自分を表わすキーワードがわかるので、やりたいことを探すときのヒントになります。
「ストレングスファインダー」は、2,000円ほどで自分の特性を深掘りできる人気ツールです。
手軽に使えるツールを試して、自分の可能性を再確認してみましょう。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0 [ ジム・クリフトン ]
適職診断を受けてみる
適職診断は、興味関心、特性に合った業界・職業を診断できるツールです。
自分の性格や価値観に基づいた診断結果は、やりたい仕事を具体化するきっかけになります。
厚生労働の「職業適性テスト」、DODAの「転職タイプ診断」、リクルートエージェント
キャリアコーチングを利用する
キャリアデザインの専門家が、あなたのキャリア設計をサポートしてくれるサービスです。
自分の強みや特性、将来ありたい姿を見つけ出すのは簡単ではありません。
プロと一緒に自己分析や理想のキャリアを見つけ出したり、転職支援をしてもらえたりと様々なサポートを受けられます。
自力でやりたいことを見つけるのが難しいと感じたら、プロの力を借りる選択肢も考えてみてください。
エージェントを利用する
なるべく費用をかけたくない、転職したいという人はエージェントを利用するのが良いでしょう。
キャリアコーチングは有料ですが、転職エージェントの多くは無料で利用できます。
大手エージェントのDODAやリクルートエージェント
なお、転職エージェント利用時にはいくつか注意点があるので、事前に確認しておいてください。
よくある質問
やりたいことがない私はおかしいでしょうか
やりたいことが見つからないからといって、全くおかしくありません。
自分が本当にやりたいことを見つけて、仕事につなげるのは難しいです。
本記事で紹介した自己分析ツール、コーチングサービス、転職エージェントなどを使って、少しずつ自分を知る機会を増やしていきましょう。
やりたいことがないまま転職しても良いですか
プライベートを重視する、働く環境を大切にする人は、仕事でやりたいことがなくても転職しても良いでしょう。
ただ、何も決まっていないまま転職すると後悔する可能性があります。
何を叶えたいのか(=転職軸)を明確にすると納得感のある転職ができるはずです。
毎日忙しくてやりたいことを考える時間がありません
日々時間がないと感じる人は、通勤途中や寝る前の5分間だけでも良いので、自分自身について振り返ってみてください。
やりたいこと、将来のありたい姿は一度では見つかりません。
継続して考えて、積み重ねていくことで初めて見えてくるものがあります。
好きなことを仕事にすれば良いでしょうか
好きという理由だけで職業にするのはリスクが伴います。
自分のスキルも併せて、仕事としてやっていけるのか考慮する必要があるからです。
なぜその仕事がやりたいのか、誰の何を解決するためにやりたいのかを考えた上で、行動するのが良いでしょう。
損害サービスの仕事がつらいので、先に仕事を辞めても大丈夫でしょうか
先に仕事を辞めるのは、あまりおすすめできません。
辞めたい気持ちだけで転職をすると、損害サービスにいる今と同じことの繰り返しになるリスクもあります。
ただ、損害サービスの仕事で心身に何かしらの影響が出ている人は、先に辞めることも検討しても良いかもしれません。
私が先に仕事を辞めた体験談も参考にしてくださいね。
まとめ
やりたいことを見つけるためには、徹底的に自分を知ることが大切です。
ただ、やってみると難しくて、うまく進めない人もいます。
自力で見つけるのが難しい、損害サービスを辞めるのか迷っている人は、転職を目的としないキャリアコーチングを利用するのも選択肢の一つです。
キャリアデザインのプロと一緒にじっくり自分と向き合って後悔のない人生を送りましょう。